嚥下チーム


 「口から食べる」ということは生命維持の為の栄養・水分補給だけでなく、本来的な欲求に基づく行為であり、同時に社会的な楽しみの要素も持ち合わせています。
 生命維持の栄養補給とは、高齢者で1日臥床していても、身体維持には1日あたりおよそ1,000~1,200kcal以上は必要です。十分なカロリーがないと寝たきりになったり、筋肉が萎縮します。また栄養状態が悪化すると抵抗力の低下を招き床ずれが起きやすくなります。
 近年、高齢化がすすむにつれ、誤嚥性肺炎が増加してきました。誤嚥とは、嚥下機能が低下し飲み込みが悪くなる事により、ムセ・食べ物が気管に入ることを言います。食べ物が気管に入ったことにより、肺で炎症が起き発熱や咳、痰の量が増えてくることを誤嚥性肺炎といいます。

 私たちは、普段口から食べる事が当たり前のことだと思っていますが、飲み込みが悪くなる事により鼻やおなかからチューブを入れて液体の栄養剤を注入することになります。このことにより身体が口から食べるという事を忘れてしまい飲み込みの機能が低下していきます。
 当院では、2005年4月より嚥下チームを立ち上げこの問題に取り組んできました。現在嚥下リハビリを行い口から食べてもらえるように評価・訓練を行っています。また、病院内で統一した看護を提供するために訓練方法のマニュアル化を図りました。今後は他職種との連携をとりながら、嚥下造影なども視野にいれ、より嚥下・摂食障害のある患者様が口から食べることを目標とし、食べることの楽しみを感じてほしいと願っています。


 
~口から食べることの大切さ  
 現代医学の進歩により口から栄養を取らなくても生きていくことが可能になりました。しかし、患者様の「食べたい」という気持ち、ご家族の「食べさせてあげたい」という思いのお手伝いもしたいと願っています。そこで個々の患者様に合わせた誤嚥しにくい食物や食べ方、介助方法などを決めることができるように、嚥下造影検査を行っています。この検査をよりスムーズに行うために専用の車椅子(VFチェア)を購入し、より安全安楽に検査を行うことができるようになりました。
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