口腔ケアチーム


 近年、歯周病菌と全身疾患の関連性や、口腔機能向上による全身状態の改善など口腔に関する研究が進み、口腔ケアに対する関心が高まってきています。平成18年4月から介護保険にも新・予防給付に「口腔機能向上」が取り入れられました。
 口腔ケア用品も多種多様なものが開発され、口腔内を清潔にすることはもちろん、口腔リハビリ、口臭予防などニーズを捉えたグッズが薬局・薬店などに並んでいます。当院でも使いやすく効果的だと思われる口腔ケア用品をいくつかピックアップして使用しています。

 口腔ケアチームでは、入院された患者様の口腔の清潔を保つ、口腔機能の維持・増進を目的によりよいケアを提供できるよう活動しています。口の中、特に歯垢を取り除くだけでなく、歯ブラシなどで感覚刺激を与えたり、うがいで頬や舌を動かすリハビリとなる、食べる・話す・呼吸するといった口腔機能の維持・増進につながります。自分の口の中を自らきれいにすることには、あまり抵抗は感じないかと思いますが、誰かに口の中を見られたり,触れられたりするすることには抵抗を感じる方が少なくないように思います。

 口腔ケアをする前に、挨拶などの会話やタッチング(触れられてあまり抵抗のない手や肩などに触れること)を行うことにより、コミュニケ-ションを深めていくことが大切です。あせらず、ゆっくりとできる事からはじめ、信頼関係を築くことが口腔ケアだけでなく、あらゆるケアに必要なことだと思います。「口がさっぱりしたよ」「ご飯が食べれたよ」などの声とともに毎日素敵な笑顔に会える、それが私達の喜びであり、励みになっています。
 これからも、患者様のQOL(生活の質)の向上を目標に口腔ケアを行っていきたいと思います。
 

 
~ 安芸医学会での会長賞受賞! ~
 第27回安芸医学会(H22.12.5)で、「終末期がん患者への口腔ケアの取り組み~口腔ケアが生きる活力を支える~」という演題で発表し、会長賞をいただきました。
 お口の中は体調の変化によって、乾燥、口内炎、ヘルペスなど様々な粘膜の異常が生じやすくなります。食事が摂りにくい、話がしにくい、眠れないなど日常生活に支障をきたす恐れがあります。そのため日頃から、お口の継続した観察を行い、早期診断、早期介入を行うことが大事です。お口のケアを継続することは、看護の力で「生きる活力」を支えることに大きく関与します。
 これからも「ひと口でも口から食べたい」「一日でも長く生きたい」と願う患者様のために、力を発揮していきたいと思います。
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