肛門外来

 

肛門外来


1 “痔”のはなし
 

   痔は生活習慣病!?

 

  大人の3人に1人が悩んでいるともいわれる痔。「痔」はそれほど身近な病気なのになかなか他人に聞けないもの・・・・。

 

  今や「痔」は生活習慣病と考えられています。そのわけは痔の最大の原因は便秘です。便秘には一過性のものと習慣性のものがありますが、食生活やストレス、運動不足などの生活習慣が原因となっている場合が多いのです。ですから「痔」も糖尿病や高血圧などと同じく、生活習慣を改めることが大切です。

 

  でももし便に血が混じっていたら・・・・。その時は素人判断は禁物。お尻のトラブルの後ろには「痔」と間違えやすい怖い病気のシグナルが隠されていることもあるのです。

 

  痔とまちがえやすい重要な病気とは直腸がん(大腸がん)です。初期症状は“便に血が混じる”ですが、やや進行すると便秘や下痢を繰り返す、残便感があるなど痔とよく似ています。痔からの出血は便器が真っ赤になるくらい出血量が多いこともありますが、癌では痛みはほとんどなく紙に血が付いたり便に付着する程度。あやしいと思ったら迷わず外科・肛門外来を受診しましょう。またかつて“痔”と診断された人が直腸がんになり出血した場合では「また“痔”になったかな」程度にしか考えない場合もあり注意が必要です。癌はすべてそうですが、直腸がんでも早期に発見すればするほど軽い処置で済み、かつ治る可能性が高くなります。



2 最新の治療について
 

  痔には痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻(穴痔)の3つがありますが最も多いのが痔核です。ここでは最も多い痔核(いぼ痔)を中心にお話しいたします。

 
痔核がいかなるものかについては、血管塊(静脈瘤)を主とする血管起源説と、支持組織減弱説の2つの説がありますが、現在では後者が主流です。痔核の症状は出血と脱出に伴う不快な症状です。またできた位置により内痔核とか外痔核といいますが、内痔核がある場合はたいてい外痔核もあり内外痔核と存在することが多いのです。外痔核で問題になるのは血栓(血豆)を形成した場合です。



<痔にならないための日常ケア~(予防)>

 

 ・おしりは清潔に ・おしりを冷やさない ・トイレではいきみ過ぎない

 ・長時間同じ姿勢でいない ・毎日風呂に入る 
 
・アルコールや刺激物の摂取は控えめになどです。
 

 <治療について>

 

   治療の目的は痛みやQOLの改善という事になります。治療法として大きく分けて薬物療法と手術療法、注射療法があります。

 

 <薬物療法>

 

   “座薬” “塗り薬” “内服薬”の3種類で前2者は肛門に直接使用します。“内服薬”は便通を整えたり炎症を抑えたりする薬です。

 

 <手術>

 

   手術が必要なのは重度の痔核や裂肛、痔ろうです。症状によりますので医師に相談することが肝要です。

 

 <注射療法>

 
   ジオンという硬化剤を内痔核に注入して痔核を固め出血と脱出を防止するものです。手術に比べて出血や痛みが少なく短期入院で治療可能です(もちろん保険もききますし当院では主体にしています)。

   最近では患者さんの状態に合わせてこれらの組み合わせで治療します。遠慮なく外来を受診下さい。

 

 

 

3 診療日・時間

 

  毎週木曜日 13:00 ~ 17:00(予約制)

 
    (受付時間 13:00 ~ 15:30)


4 担当医師

 
  当院院長 三好 信和


5 資格

 

  日本外科学会認定外科専門医及び指導医

  日本消化器外科学会専門医及び指導医

  日本大腸肛門学会専門医

  日本がん治療認定機構暫定教育医

  中四国外科学会評議員

  身体障害者指定医師(膀胱または直腸機能障害、肢体不自由、心臓機能障害)

  マンモグラフィー読影認定医

 
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