私が認定看護師になりたいと考えるようになったのは、呼吸器疾患患者さんと関わる中で、知識不足からタイムリーに介入することができず、介入が遅くなることで「ずっと息苦しいままなのか、もう死んだ方がましじゃないか」など患者さんの声を聞くことがありました。呼吸困難とは患者さんの苦痛や不安が増強するだけでなく、そばで付き添っている家族の不安を募らせることにもなり、私が提供している看護は本当にこれでよいのだろうか、もっと根拠に基づいた専門的な看護を学び実践に活かしたいと思い志願しました。
息苦しさと付き合いながら長期療養される患者さん、ご家族に寄り添いながら、少しでも息苦しさや他の苦痛を軽減しつつ過ごせるよう、酸素療法や日常生活動作の工夫、セルフケア支援などを行います。また、安心して在宅生活を送れるよう、総合ケアサポート部と連携し必要時には退院後訪問を行います。
患者さんへ安全で効果的な呼吸ケアを提供できるよう、また家族ケアについて院内外問わず医療スタッフの疑問や相談に対応します。