安芸市民病院の看護部は一般病棟・療養病棟・緩和ケア病棟・
外来(外科・内科・小児科・内視鏡)・透析の5看護単位で行っています。
1病棟は急性期病棟(40床)と地域包括ケア病床(20床)の計60床の病棟です。
高度急性期病院や近隣のクリニック、施設からの緊急入院を受け入れています。早期治療後は地域包括ケア病床へ転棟し、退院に向けてリハビリや生活を整え、安心して元の場所へ帰れるよう支援する役割を担う病棟です。
そのため、医師を筆頭に薬剤師・リハビリ・管理栄養士・社会福祉士等の多職種が連携してチーム医療を発揮しています。看護スタッフは若く、明るく意欲的であり、どんなに忙しくても優しい笑顔で患者さんに寄り添ったケアを心がけています。
患者さんから「安芸市民病院へ入院してよかった」と言っていただけるような質の高い専門的なケアの提供に努めています。
2病棟は療養病棟です。一般病棟での治療の終了後、継続して療養が必要な患者さんが入院されています。看護師と介護福祉士がそれぞれの専門性を発揮し、協働しながら患者さんの日常生活に対する援助を中心に、自宅や施設への退院に向けて支援を行っています。
また、病棟で最期を迎えられる患者さんには、ご家族との大切な時間を過ごしていただくけるよう終末期ケアも充実させています。
「安全で安楽な質の高い看護・介護を実践し、患者さんやご家族にこころ安らぐ療養環境を提供できる」ことを部署目標に掲げ、やさしい看護・介護が提供できるよう、日々改善に努めています。
緩和ケア病棟は、がんの治療や治癒が困難な患者さんの全人的苦痛に対して治療やケアを行う病棟です。患者さんが「その人らしく」穏やかに過ごせるよう支援をすることを大切にしています。医師・看護師・薬剤師・公認心理師・医療ソーシャルワーカー等の専門職が協働して、患者さんとご家族を支えています。
看護師は専門的な知識を活かし、患者さんの状態のアセスメントを行います。患者さんにとっての「その人らしさ」、「最善のケア」とは何かを追求し、ケアプランを立案、提供することが主な役割です。
患者さん、ご家族にはそれぞれにライフスタイルや価値観があるため、しっかり話を聞きながら、患者さんが最期まで「その人らしく」生きられるようにケアしています。
外来看護部は、一般外来・専門外来・処置室業務・救急対応・内視鏡検査・治療・放射線検査・外来化学療法・手術室看護・入退院支援と多岐にわたる業務を担っています。
「安全確実な診療の補助と質の高い継続看護で患者さんに貢献します」を部署目標に掲げ、1人1人が自立し、継続看護につなげるよう実践しています。令和6年4月からは、訪問診療の同行も開始し、地域住民が安心して在宅生活が送れるようスタッフ一同、継続的な支援に努めています。
病院の入り口となる外来業務に誇りを持ち、日々成長できるよう元気に邁進しています。
透析室は、医師・臨床工学技士・看護師・看護補助者が協働し、55名前後の患者さんの透析医療を提供しています。近隣地域への送迎や体調不良時、家族の介護疲れの際の一時的な入院も受け入れています。透析室では、合併症予防のためのフットケア、腎性貧血の管理、シャントの観察と異常の早期発見・治療への提案、災害対策の4つのチームがあり、精力的に活動しています。
「透析患者の個別性に応じた透析ライフが活き活きと送れるように、質の高い確かな透析医療と看護を提供します」を部署目標に掲げ、医療のみならず患者さんの生活をサポートしています。アットホームな透析室として、患者さんの生活に根ざした質の高い透析医療と温かい心のこもったケアの提供に努めています。