■ 動機
　感染管理認定看護師に認定されたのは2009年6月です。
　「感染管理って何？」．．．今から5年前（2003年）、私は感染管理に関する知識もありませんでした。わかる事は、新人の頃に勤務した手術室で叩き込まれた清潔操作や、手術室入口の粘着マットは必要ないと言われている事ぐらいでした。

　そんな私が突然、ICTリーダーとなってしまったのです。初めは、様々な書籍を読み漁りましたが、スタンダードプリコーションなど聞き慣れない言葉ばかりでチンプンカンプン？

　チーム会の毎に「ICTって何？」．．．悩まされながらも、とりあえず院外研修にも手当たり次第に参加し、右往左往しながら感染対策を実践していました。その一年後には、様々な方の協力を得て、院内での血流感染サーベイランスを開始することができました。次第に、もっと専門的な知識を得たい、系統だった学びをしたいと思うようになり、感染管理認定看護師の資格取得を目指しました。

■ 実践、指導、相談
　現在は、病棟師長と兼務で活動ですが、師長と感染管理認定看護師と共に新米の立場で、右往左往しながら活動を行っています。

　感染管理・感染予防は、患者や訪問者だけでなく、医療従事者や病院に関わる全ての人を感染から守ることです。感染管理認定看護師は、医療・看護ケアの向上のため、医療従事者全てが適切な感染予防作を遵守するために、リンクナースやICTとともに院内感染サーベイランスや職員への教育・指導などを中心に組織横断的に活動しています。