広島市医師会運営・安芸市民病院
院 長 末田 泰二郎
安芸市民病院のホームページをご覧いただき有難うございます。当院は安芸区畑賀の少し山間部にあり国道2号線からの道路が狭小で交通が不便ですが、山々に囲まれ四季を感じる病院です。2階建ての3つに分かれた病棟に140床を有する小規模病院です。病棟は一般病床60床(うち地域包括ケア病床20床)、医療療養型病床60床、緩和ケア病床20床で、さらに透析16床があります。
病院の外来機能は最新の80列CT、最新のエコー装置、内視鏡システム、透析装置を備えています。4月から整形外科常勤医、糖尿病科常勤医の新任、呼吸器科医増員、腎臓病科医増員と4名の新たなスタッフを迎えました。整形外科の定期手術、糖尿病患者の連日診療が可能になりました。令和6年の診療体制は、常勤医師12名(内科医6名、外科医2名、透析医2名、緩和ケア医1名、整形外科医1名)、常勤的非常勤小児科医2名に加えて、週1日小児科医1名、心臓血管外科医1名が別途専門外来を担当します。
築40年を超す老朽化した病棟の新病棟建て替え工事を広島市、広島市医師会と協議してきました。昨年7月から基礎工事が始まりましたが、大正15年に起きた畑賀大洪水で崩れた裏山から流れてきた巨大な石(直径2mに及ぶ物もあり)の除去作業に手間取り、未だ病棟建設には至っていません。近日中に本格工事が始まるものと期待しています。2年後には新病棟(地下1階、地上4階、一部5階)が完成し、その後1年で旧病棟を取り壊し、150台収容の駐車場、ヘリポートを作り工事が完了する予定です。
本院は、1.地域の方々の健康管理・健康増進・療養生活の手助けを行います。2.基幹病院や地域の開業医との連携を充実します。3.医療安全を最優先して安心、安全な医療を提供します。患者さんから「この病院に来て本当に良かった」、働く職員からは「この病院で働けて最高だ」と言っていただける病院になるように、日々努力しております。
令和6年6月
私たちは、患者さんの立場に立って、信頼され満足される地域に密着した医療を提供します。
広島市医師会運営・安芸市民病院は、患者さんとの信頼関係の中で、より良い医療を行うことを目指しております。
患者さんの権利について定め、すべての患者さんの権利を尊重し、その実現に向けて皆様と共に歩みます。
1 良質の医療を受ける権利
適切で良質な医療を公平公正に必要な限り継続して受ける権利があります。
2 選択の自由の権利
医師を自由に選択し、又は変更する権利と他の医師の意見を求める権利があります。
3 情報を知る権利
治療や症状についての情報に関して納得ができるまで充分な説明を受ける権利があります。
4 自己決定の権利
充分な説明を受け、治療を受ける権利と治療を受けることを拒否する権利があります。
5 プライバシー等の機密保持を得る権利
治療で医師や従事者が知り得たすべてのプライバシーの機密保持を得る権利があります。
6 健康教育を受ける権利
健康的なライフスタイルや疾病の予防や早期発見についての教育を受ける権利があります。
7 尊厳を得る権利
尊厳を保ち安楽に終末期を迎えるためのあらゆる可能な助力を受ける権利があります。
広島市医師会運営・安芸市民病院は、地域の中核病院として、患者さんの立場を尊重し、質の高い医療を提供するため日々取り組んでいます。患者さんの個人情報についても、適正に管理・保護することが重要であると考えていますついては、当院は個人情報の保護について定め、以下のとおり宣言します。
1 患者さん自身が自らの権利と責任において、最適な医療を得られるよう本人の意思を尊重します。
2 個人情報の「収集」「利用」「提供」に際し、広島市個人情報保護条例等を遵守します。
3 個人情報の適正な管理・保護を図るため、情報技術動向を踏まえ継続的に改善していきます。
4 当院の個人情報保護に関してのご質問やお問い合わせは事務部 医事課でお受けします。
土日、祝日の18時~23時の準夜帯に、内科・外科外来を実施しています。
※急患には随時対応します。電話連絡の上お越しください。
一般病棟 (10対1 看護)
日勤・夜勤をあわせて入院患者60人に対して18人以上の看護師が看護しています。
療養病棟 (20対1 看護)、(20対1 看護補助)
日勤・夜勤をあわせて入院患者60人に対して9人以上の看護師と、入院患者60人に対して9人以上の看護補助者が看護しています。
当院は患者さんの負担による付き添い看護を行っていません。
機関指定 |
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臨床研修教育病院 ・認定学会 |
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基本診療 |
1病棟:
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2病棟:
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緩和ケア病棟:
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特掲診療 |
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食事療養 |
入院時食事療養(Ⅰ)による食事の提供は、管理栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しております。
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当院はさまの負担による付き添い看護を行っていません
昭和61年1月に当時の厚生省より「国立病院等の再編成合理化の全体計画」が示され、旧国立療養所畑賀病院は東広島市の国立療養所広島病院に統合されることが決定された。 この決定を受け広島市は、医療機能の存続を図るため、当初は民間が病院を引き継ぎ、運営を行う民設民営の方針で日本赤十字社や社会福祉法人等と協議を重ねていたが、合意までには至らなかった。 そのため、平成11年度から、医療機能の存続については広島市が引き継ぎ、運営については民間へ委託する公設民営方式へ方針を変更し、広島市と社団法人広島市医師会が協議を重ねた結果、平成12年3月広島市医師会は広島市に受諾する旨の回答を行った。開設準備を経た後の平成13年12月に「広島市医師会運営・安芸市民病院」を開設した。 この公設民営方式は、病院運営において広島市では初の試みとなったが、広島市医師会が病院運営を行うことにより、院外処方や物品委託の実施、地域連携室の設置、土・日・祝日の夜間内科・外科外来及び土曜日診療の実施など民間のメリットである弾力的かつ効率的な運営に努めている。
他方、施設については、昭和50年代前半に建設したものが多く、これら施設の老朽化・狭隘化に対応するとともに、市民のニーズに対応した新たな医療サービスの提供を行うため、平成14年度から平成16年度までの間、診療機能を確保しながら、順次、施設整備を行い、平成16年5月、緩和ケア病棟及び人工透析室を開設した。