当院の内科医は現在6名で、4名が呼吸器を専門にしております。内科医として幅広く診療にあたっていますが呼吸器疾患としては呼吸器感染症、COPD、気管支喘息、間質性肺炎、肺結核後遺症、睡眠時無呼吸症候群などの外来・入院診療を行っています。
当院の特徴としては以前から高齢者が多く、近隣で開業の先生方や老人施設からの紹介も多くみられます。
消化器には消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)と肝臓、胆嚢・胆道、膵臓があります。当院では2名の消化器内科医が、消化器を中心とした内科診療を行っています。また上・下部内視鏡検査(胃・大腸カメラ)は毎日行っています。上部内視鏡検査については主に経鼻内視鏡(鼻から挿入する細いカメラ)を使用しており、患者様に苦痛の少ない検査を受けていただけます。また食道や胃・大腸の腫瘍(ポリープや早期がん)の内視鏡治療やERCP(内視鏡的逆行性膵臓胆管造影)、胃ろう造設・交換も積極的に行っています。
近年、糖尿病患者さんの数は増加し、わが国においては約700万人に及ぶと推定されています。糖尿病では、血中の糖が過剰となり高血糖は血管を傷つけ心臓病や、脳卒中などの致死的疾患や、失明、腎不全、下肢切断など深刻な合併症を引き起こします。糖尿病診療で重要なものの一つが合併症のチェックです。網膜症、腎症、神経障害のチェックや動脈硬化の早期発見に努めています。
内分泌代謝疾患では、甲状腺疾患を中心にバセドウ病や橋本病、亜急性甲状腺炎などの診療を行っています。糖尿病性高浸透圧性昏睡、糖尿病性ケトアシドーシス、甲状腺クリーゼ、重症の電解質異常も診療しています。当院では、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師の立場から糖尿病診療に携わっています。クリニカルパスを導入した教育入院や、月に一度の糖尿病教室を実施しています。
令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | |
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上部内視鏡実績 | 757 | 607 | 692 | 688 | 733 |
下部内視鏡実績 | 476 | 272 | 341 | 205 | 400 |