入院の透析患者さんに質の高い安全な透析が行えるように、専門のチーム活動を行っています。現在、主に3チーム(フットケア・バスキュラーアクセス・貧血)が活動しているので、紹介します。
透析患者さん全員の足の状態を定期的に観察・アセスメントし、異常の早期発見・早期治療に努めています。また、爪切りや足浴などのケアも必要に応じて行い、傷の治療が必要であれば医師や専門の看護師へ相談しながら、患者さんと一緒に足の健康を守っていけるよう活動しています。
バスキュラーアクセスチームは、シャント管理について専用のシートを用いて定期的にチェックを行い閉塞の予防や異常の早期発見に努めています。また日頃より直接手で触れ、音を聞き、血管エコーを用いながら大切なシャントが長く保ち続けられるように活動を行っています。シャント管理を患者さんと一緒に確実に行いながら、より充実した透析ライフが送れるように心がけています。
透析患者さんは、腎性貧血になりやすいため、定期的に血液検査を行い、ヘモグロビン値を基準値(10~12㎎/㎗)まで改善する必要があります。貧血チームでは、週1回多職種カンファレンスを行い、全身状態の把握をするとともに、血液検査結果をみながら、貧血治療を適切に行っています。